ネイルファイルとは?分かりにくい種類や数字についても解説します

ネイルファイルとは?のアイキャッチ ジェルの道具

「ファイル」はセルフネイルでもとても良く使われる道具・・・ですが、種類も多くてどれを使えば良いのか分からないという方も多いでしょう。今回は「ファイル」ってなに?という説明をはじめ、種類やお手入れのポイントなどもお伝えしていきます。

あの100とか180とかいう数字は何なのだ?

種類や用途、その数字も解説しま~す。

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ファイルとは?

爪や人工爪を削るために使うヤスリのようなネイルツールです。用途は様々ですが代表的な用途としてはこんな感じ。

  • 爪の形を整える
  • スカルプチャーネイルの形を整える
  • ジェルをのせた時に表面に凸凹があったときに削る
  • ジェルおオフ時に削る

ネイルファイルの使い方

使い方はこんな動画のような感じ。大きく動かすようにすると効率よく削れます。

ネイルファイルのイメージ、削るだけの動画です。

ファイルにはいくつかの種類が

用途によって使い分ける

同じような形をしたものでファイル、バッファー、エメリーボードと呼ばれるもの達を見かけたことがある方も多いでしょう。名前だけ聞くとファイルとは違うの?と思ってしまいますが、この辺は全てファイルの種類で用途に応じて使い分けをします。

ファイルの種類と用途

これ全部ファイルなのかぁ~~~

エメリーボード(自爪の形を整える)

自爪の先端を整えるためのファイルで、略してエメリーと呼ばれることもあります。自爪を爪きりでバチバチ切って、思わぬ向きに割れてしまったという経験はありませんか。失敗なくきれいな形に整えられますよ。主に紙や木でできていて薄い形状のため、柔らかくしなり負荷をかけにくいので自爪を削るのに適しています。

ゼブラファイル(ジェル、スカルプなどの人工爪に)

単にファイルというとこちらのゼブラファイルを挿すこともあります。自爪の上に人工の爪を作るスカルプチャーネイルをする時は、爪の形を作った後にこちらのゼブラファイルできれいに形を整えます。またジェルネイルを塗った時でも表面の凸凹を平らにしたり、アセトンでオフをする時浸透を良くするために表面を傷つけたり。形状はエメリーボードよりは少し厚みがあり、硬くてしならずガシガシ削れますよ。

スポンジバッファ(爪の凸凹をキレイにする)

自爪では縦スジや傷を取ったり、スカルプの仕上げに使ったり。ジェルをのせる前に、爪に細かい傷を付けて剥がれにくくするなどにも使います。間にスポンジが挟まっていて厚みがあり、柔らかくフワフワした感触。爪に負荷をかけずに優しく整えられますが、形を変えるようにしっかり削るのは効率が悪く向いていません。

シャイナー(ピカピカにする爪磨き)

爪磨きもファイルの仲間でシャイナーと呼ばれます。爪をものすご~く目の細かいファイルを使って爪をこすると、ほんの小さな凸凹までとれてピカピカになります。シャイナーの表面を触るとツルツルしていて、発泡スチロールの食品トレイ?!みたいな感触で少し弾力がある感じ。

ファイルについている数字は目の粗さ

単位はグリッド(G)

ファイルには目の粗さが何種類かあります。粗さはグリッド(G)で表されていて80~240G程度まで数字が小さい方が目の細かいファイルです。

ファイル本体に数字が書かれていなくても、粗さとか用途がどこかにあるはずなんだな。

ファイルを選ぶときはジェルオフ?爪の形を整える?仕上げ?などの工程によってG数を選びます。粗いファイルを使うと早く削れますが、削った部分はザラザラになるので粗削りの後は細かいファイルで仕上げをするとなめらかになります。

使用用途とグリッド数

80~100G(ジェルネイルのオフに

ネイル用としては最も目の粗いファイルです。主にジェルネイルのオフ時、表面に傷を付けたい時に使います。目の粗いファイルはちょっとこするだけで、たくさん削れてしまうし負担も大きいので自爪に使うのはNGです。

150G(ジェルを塗った爪の先端の形を整えるときに)

ジェルを塗った爪の先端の形を整えるなら150Gのゼブラファイルで、ただし何も塗られてない自爪はエミリーボードを使用します。またスカルプの成形時には荒削り用として使います。150Gで削ったら180Gなどもっと細かい目のファイルで仕上げをするとキレイです。

180G(自爪の先端を整えるときなどに)

自爪の先端を整えるには180Gのエメリーボードがちょうどいい粗さです。またゼブラファイルならネイルチップの成形、リペアやジェルにパーツをのせる時に段差をなくす用に便利。

スカルプの時には仕上げ用に使いますし、ジェルのオフ時にも目の粗いファイルがなければで代用も可能です。初めてのネイルファイルなら、とりあえずはこれ1本あればOKという一番使用頻度の高いファイルでしょう。

240G(爪表面を整えるときに)

スポンジバッファなどには多いG数です。自爪やスカルプで表面の凸凹をとるために使います。使用頻度はあまり高くはないですが、爪に傷がついてしまったときのリペアなどに便利です。

4000G(爪磨きに)

4000Gというとシャイナーで、爪磨き専用です。裏には1000Gくらいの少~~~し粗目のファイルがついていることが多いです。スポンジバッファで凸凹をとり、裏側の1000Gをかけた後に4000Gで磨くとピカピカになります。

ネイルファイルのお手入れ

爪を削ると粉がいっぱい~~~

テーブルにはキッチンペーパーでっ、ファイルはまずトントンと叩いて粉を落とすと良いかな

プラスチック製のゼブラファイルなどは水洗いが可能

ゼブラファイルやスポンジバッファ、シャイナーなどはプラスチック製なので水洗いが可能です。ファイルで爪を削った後は削りかす(粉)が目の間にいっぱい。風に舞うと粉だらけになるのでさっぱり水洗いがおすすめです。エメリーボードも清潔に洗いたいという方は、プラスチック製や金属製のものもありますよ。

<<手順>>
①削りかすをきれいに掃う
ファイルに付いた粉は、舞い散らない程度に手でトントンと叩いて落とします。

②水洗いする
中性洗剤を付け、歯ブラシなどを使って水洗いしましょう。

③消毒する
消毒液に浸けて消毒します。浸ける時間は使用する除菌剤の仕様に従って下さいね。消毒剤は商品名でいうとオスバン、マスキン、ハイジールなどドラックストアで購入可能です。

④水で流す
消毒したときの薬剤を流水で洗い流します。

⑤乾かす
最後によく乾燥させてから保管しましょう。

エメリーボードはアルコールスプレー

ネイルサロンだと1回使い捨てということも多いですが、自分だけで使うなら再利用もOK。木製や紙製のエメリーは水洗いできないので、歯ブラシなどで粉を掃った後にアルコールスプレーを吹きかけます。ただし完全に消毒できているわけではないので、友達や家族との貸し借りは避け1人1本にしましょう。

ファイルは消耗品

ファイルはしばらく使っていると摩耗して削れなくなってきます。写真の2本は同じシリーズで上はキツネ、したはオオカミの絵が描いてあったはずなんですが、見えなくなっています。新しく変えるタイミングは、こんな風にファイル表面に書いてあるロゴやイラストが見えなくなった時。もっと良いのが削れなくなってきた時。ストックを用意しておいてたまに新品のファイルと比較すると、「あ~もうダメかな」っていうタイミングが分かりますよ。

最初は面取りしてから使おう

おろしたばかりのファイルは角が尖っていて、そのまま使うと指に触れた時にザックリ切ってしまう可能性もあります。なので角を滑らかに削ってから使うのが安全。これが「面取り」です。初めて使う時はまず、古いファイルで新しいファイルの面取りをしてあげると良いですよ。

流血注意なんだな

結局なにがあれば良い?

ファイルの種類や目の粗さ、お手入れの方法など見てきましたがいかがだったでしょうか?

結局なにがあれば良いんだ?

用途に合わせて

  • 爪の形を整えるならエメリーボード。
  • ジェルにはオフにも、凸凹を削るにも180Gのゼブラファイルがあればとりあえずは困りません。
  • またスカルプにはいろんなファイルが必要になるので、セットで購入するのもおすすめ。

ファイルは100均だと種類が少なかったりするのが残念。目の粗さとかも一度分かれば簡単なので通販でも簡単に買えますよ。


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